2007/08
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[118] 大規模農業推進にもの申す!

<118号> 大規模農業推進にもの申す!

 

ずっと雨の降らない日が続いていましたが、ようやく雨が降りました! これで野菜たちが元気になってくれるかなぁ~? タネをまいたばかりのニンジンや大根は芽を出してくれることでしょう。(^^)

 

さて、新聞で「一定規模以上の農家を優遇してどうのこうの・・・」という記事を時々目にします。私みたいな耕作面積が50a(0.5ha)しかない小農には関係ないので「政府に優遇してもらわんでも勝手に生きていくわい!」などと、ひとりで啖呵を切っていましたが、先日気持ちのいい記事を読みました。

 

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(前略)すでに日本農政は1990年、30a以下の農地しか持たない小農は「自給的農家」であるとして、政策の対象からはずした。いわば農家の第一次リストラだった。こんどの第二次リストラ策は、4ha以上の農地を持つ認定農業者か、20ha以上農地をまとめた集営農組織以外は政策支援しないという。


周知のとおり日本の農家の57.4%は1ha以下の農地を耕し、3ha以下が90%を占めている。いわば小農の営みが日本農業と食料を支えているのである。それらを切り捨てて、食料自給率向上はもとより、どんな食と農の未来が展望できるのか。


(中略)・・・苦悩する人々の姿をみてきた。そのたびに30年も前に書かれた一人の農学者の一文を思い出していた。


「耕している田んぼが小さいからといってなにも人間までが小さくなることはあるまいと思うのだが。田んぼが大きいとか、がんばって大きくしたとかでそれを自慢するのは、それはそれで気持ちもわかることである。そういう農家は家も大きいことであろう。それが嬉しいとすればそれもよくわかることである。だが、大きいのは家や田んぼだけのことなのだということを最近つくづくと感じさせられるのである。おせっかいの多い世の中だが、輪をかけたおせっかいがいるものだ。規模を拡大しろというのである。ほとんどみんながそうなのである。あんまり皆が農家をつかまえてそういうものだから、田んぼの面積が小さいとか、それを大きくしないとかの農家は、何となく反社会的な存在のように思い込まされるようにさえなってしまっている」(守田志郎『農業は農業である』より)


この文章が書かれた1970年代初め、日本にはまだ1,025万人の農民が汗を流していた。食料自給率も60%近くあった。それが大規模農業推進の中で農民は3分の1以下の324万人に減り、食料自給率は40%を割ろうとしている。私たちは大規模農業一辺倒の農政から、どんな希望を手にしたのだろうか。耕す人々はすべて農民である。種をまき食を得る土地は大小を問わず大切な農地である。その上に立って汗する人々を支援するのが政策というものではないのか。自分ではやらない人間が小手先で立案した計画は、たとえ理屈はたっても所詮は机上のプランである。農業の担い手を選別する前に「農政の担い手」こそ選別されるべきではないのか。

(「もうひとつの食と農の道」農林漁業金融公庫情報誌『AFCフォーラム』8月号から<<<ふるさと食農ほんわかネット会報「ドリーム8月号」に転載されたものから)

 

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本当に、今まで日本の農業を支えてきたのは小さな農家なのに、それを切り捨てていいのだろうか?と思います。ただでさえ農村は高齢化・後継者不足に悩んでいるというのに、こういった政策で、さらに農業離れが進み、農地が荒廃してしまうのではないかと思います。


戦後、大規模化を推し進めた農業は、効率や収益性を上げるために機械化が進みました。機械代を払うために農家は更なる収益を求められ、機械化した分、さらに忙殺されるようになりました。そうして最も大事な“食の安全性”や“いのち”が見失われていきました。そのひずみは、今の社会のあちこちに見受けられるというのに。


食料自給率は、今年、40%を切り、39%になりました。農水省は、自給率45%を目指すと言っていますが、この分ではきっと減る一方ではないかと思います。


その点、政策に振り回されることなく、「野菜セット(提携)」で支えてくれるお客さんを持つ私は、百姓としてとても恵まれていると思います。たった50aの農地ですが、それでもなんとか食べていけています。支えてくれているお客様に、心から、ありがとうございます!!

 

キュウリ第5弾を定植しました。
 

あまりの暑さに、何株か枯れてしまいました。

 

 

 


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