2007/10
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【じゅっ田んぼ通信】 ~またまた田植えですよ~

以下は<2005/06/29>に書いたものです。

「なんのこっちゃ、よーわからん」方はバックナンバー(一番下)をどうぞ。

 

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~またまた田植えですよ(^_^;~

 

雨が降るとホッとします。(^^)
前号と同じ書き出しですが(^_^; 畑が潤うことに加え、もうひとつ、大きな理由があります。それは雨が降るとぬかるんで畑に入れないので、畑仕事はお休みとなり、ゆっくりした気分になれるということです。(^o^; 反対にお天気続きだと、強迫観念にかられるように(?!)野良仕事をせざるを得なくなって体を休めることができないので、1週間に1回くらい、雨が降るとちょうどいいのにと思います。


でも今は梅雨。梅雨には雨が降るのが自然なこと。せめてもうちょっとまともに降って欲しいものです。

 

◆苗作り失敗
冬季湛水・不耕起移植栽培では、苗作りがとても重要なことは前回お伝えしました。・・・で、一年目の今年はちょっと失敗してしまいました。


私が「浸種」と「催芽」という言葉の意味の違いをよくわかっていなかったことが原因です。「浸種(種籾を4~5日水に浸けておくこと)」はしましたが、「催芽(25℃の水にしばらく浸けておくこと)」をしなかったために、発芽が揃いませんでした。なかなか芽が出ない苗を心配しましたが、それはこれが原因だったのでしょう。芽が出きるまでに1週間ほどかかり、それがあとあとまで響きました。また、床土も赤土のみで肥料は入れず。あとでボカシで作った自家製の液肥を薄~くまきましたが、それでは肥料が足りずに大きくなりきれなかったようです。


ということで、田植えの週になっても、苗は小さいままで、田植えの実施が心配されましたが、既に声をかけている手前、中止にすることはできません。
ということで、予定通り、田植えは行いました。


※もともと、この栽培法では、徒長(大きくなること)させるのはよくなく、ゆっくり時間をかけて、大きくない強い苗(成苗と言う)を育てないといけないのです。これが難しいのだ!

 

 

◆参加者いっぱい(^^)
参加者には、自然観察指導員熊本県連絡会のスタッフや会員さん、生きもののプロ、熊本県立大学“野菜部”から16名の学生さん。それに友人・知人、伯父に伯母、母のヘルプ(まかないさん)、そしてナント!島根大学の先生1人と学生さんが6人も遠いところはるばるかけつけてくれました。(^^) そして差し入れを持ってきてくれる人あり、二日間で来てくれた延べ人数はおそらく45名ほどになります。


こんなにたくさんの人たちに応援してもらい、また、「こんなやり方で大丈夫か?」「ウンカは大丈夫?」と心配してくれる田んぼや私はとてもシアワセモノだと思います。来てくださったみなさん、応援してくれるみなさん、どうもありがとうございます。今後も見捨てず、おつきあいくださいませ。m(._.)m

 

 

◆生きものしらべ
6月25日(土)、26日(日)。両日とも「生きもの」に詳しい人にお願いして来てもらい、田んぼの生きものしらべをしました。みんな手にバケツやアミ、バットを持ち、とにかく生きものをつかまえられるだけつかまえてもらいました。


周りはみんなトラクターで代掻きしたり、田植機で田植えをしたり忙しそうにされている中、うちの田んぼはとてもほのぼの・にぎやかな光景でした。


そして、田んぼにいた生きものは以下の通り!
《貝類》ヒラマキミズマイマイ、ヒメタニシ、スクミリンゴガイ(通称ジャンボタニシ)、マシジミ、カワニナ、

《魚類》メダカ、ギンブナ、ナマズ
《昆虫類》ギンヤンマ、ウスバキトンボ、アオモンイトトンボ、ハイイロゲンゴロウ、チビゲンゴロウ、ヒメガムシ、キイロヒラタガムシ、コマツモムシ、コミズムシ、(マメガムシ)、アメンボ、成虫>シオカラトンボ、オオシオカラトンボ、コフキトンボ 
《その他》イトミミズ、ユスリカ幼虫、ミジンコいろいろ、ヒル類、ヌマガエル、アカテガニ


貝の専門家によると、ヒラマキミズマイマイは小さくて農薬に弱く、今ではほとんど見られなくなったそうです。それがうちの田んぼにいることが、貝の専門家にとってはとても衝撃的だったようです。(^^) このヒラマキミズマイマイは、そんなに「弱い」ということが信じられないくらいウジャウジャいるのですよ。


昨年12月から田んぼに水を張って、こんなにいろんな生きものが田んぼに来てくれるなんて予想以上の結果となりました。(^^) うちの田んぼも結構やるでしょ。

 

 

◆田植え
25日は生きものしらべに時間がかかり、田植えを始めたのは午後になってから。(^_^; 総勢30名弱。ずらりと一列に並んでもらって手植えで稲を植えました。


みなさん、慣れない手つきながらも丁寧に苗を植えてくれました。小昼(こびる=おやつ)には、昔、どこも手植えで田植えをしていた頃定番だった“田植えダゴ”の復活を願って(?!)母に頼み込み、つくってもらい、みんなおいしそうにパクついていました。25日に植えたのは13列、2反2畝の約1/5。実働時間2.5時間。ちょっと“遊び”すぎたかも。(^_^; 二日目の26日は前日に引き続き島根の面々プラス友達2家族と一人、10人程度での田植えとなりました。前日よりも人数は減ったものの、二日目ということもあり、前日よりもペースアップ。


お昼過ぎで島根大生6名が抜けた後は5人でがんばり、なんとか半分弱を植えることができました。ということで、田植えは終わっていないので、今週末も田植えと相成りました。(^_^;
手伝いに来れる方、大歓迎です!


毎年、お米は益城から買っているのですが、来年分は注文してありません。今年、うちの田んぼでお米が穫れないと、食べる米がない!ということで、今週は今年秋~来年のお米をかけて本気でやります。夜明けからやります!(夜明けに来てくれてもいいですけど(^_^;、来れる時間で構いません)

 

 

◆ジャンボタニシ
最初の頃は「来るモノ拒まず。“自然”でいいや」と思って、ジャンボタニシを放置していたら異常に繁殖して、どこもかしこもジャンボタニシだらけになってしまいました。ここ2ヶ月ほどは卵を落とし、ジャンボタニシをせっせと拾いました。その量は、肥料袋10袋以上になりました。(^_^; それでもまだまだたくさんいて、到底手でとりきれる数ではなく、田植え当日もみんなにジャンボタニシを拾ってもらいました。このジャンボタニシ、もともとは今から20年以上前に、マルチ商法まがいで入ってきたのだそうです!新聞に「ジャンボタニシの稚貝を譲ります」という広告が載り、食用に売れるということでブームになったらしいとのこと。それが1982年頃から熊本市内の用水路や水田に広がったのです。また、“タニシ”と呼ばれていますが、タニシの仲間ではなく、リンゴ貝の仲間で、正式名称をスクミリンゴ貝と言います。


ジャンボタニシはご存じ、稲が小さいうちは稲を食べてしまいます。ジャンボタニシがあまりに多いので、親も伯父も近所の農家の方も、うちの稲がジャンボタニシに食べられてしまいはしないかと心配していました。


ジャンボタニシは草を食べるので、田んぼの除草に利用している農家もいますが、もともと外来種(もとは中南米に生息するもの)で、ブラックバスなどと同じく、本来は日本の自然にいてはならない生きものです。彼らが悪いわけではありませんが、ブラックバスみたいに日本の在来種の生きものに与える影響も心配だし、何よりも、稲を食べられてしまっては困ります。(ジャンボタニシを使った除草については、化学合成された除草剤をまくよりはいいかも?と思ったりもして、私自身、判断に迷っています。でもやっぱり、私はもともとここにある生態系を大事にしたいと思うのです)


それで、田植え当日に「椿油カスをまくとジャンボタニシは死んでしまう」と教えてくれた人がいて、椿油カスをまくことにしました。椿油カスは天然成分のみで毒性は全くないのですが、油が浮いて、ジャンボタニシは呼吸ができず窒息して死んでしまうそうです。ということは、田んぼの生きものがみんな死んでしまうではないか!と思いましたが、「米が穫れてこその田んぼ」「生息できる“環境”さえあれば生きものは必ず帰ってくる」と言い聞かせて、田植えが終わった後にまきました。すぐにメダカやヒルが苦しみ出し、弱っていく様子はかわいそうでした。(;_;) ナマズやギンブナ、メダカの生きているものはできるだけ捕まえて用水路に逃がしました。でも救いきれなかったもの多数。(._.; これから出てくるジャンボタニシは手で地道に獲ることにします。


翌日、起きてすぐに田んぼに行ってみると、ジャンボタニシにカワニナやヒラマキミズマイマイなどの貝類や、メダカやヒルなどは死んでいますが、コマツモムシやミズムシ、チビゲンゴロウ、ミジンコやイトミミズなどは元気でホッと胸をなでおろしました。


そして今日(6/29)、以前、親が水をくり出すために使っていた“井戸”の中に生き残っていたメダカ(約50匹)やギンブナ(約15匹)、ヒラマキミズマイマイ(約20匹?)を救出して、田んぼの水が大丈夫かを確かめた後、そいつらを放しました。田んぼの中で生き残ったウマビルが死んだジャンボタニシに器用に巻き付いて食べようとしている姿も確認しました。生きものたちは(ジャンボタニシもきっと(^_^;)結構たくましく生きているようです。またそのうちきっと復活することでしょう。(^-^)

 

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★バックナンバー★

じゅっ田んぼ通信<1> ~生きものいっぱいの田んぼづくりスタートしました。~

じゅっ田んぼ通信<2> ~ゆめの前に~

じゅっ田んぼ通信<3> ~ゆめものがたり~

じゅっ田んぼ通信<4> ~いよいよ田植えですよ~

 

 


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