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[116] 枯れる野菜、腐る野菜

<116号> 枯れる野菜、腐る野菜


熊本日日新聞で毎月一回連載されている「自然と食の歳時記」にこんなことが書いてありました。

 

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皆さんは、冷蔵庫の隅でドロドロと腐っている野菜を当たり前だと思っていませんか?本来、植物は腐るものではなく、枯れていくものではないでしょうか?

では、なぜ腐るのか?私たちは、「肥料の質と量」に問題があると考えています。
たとえ有機肥料であっても動物性のものは、その動物たちが食べる食料のほとんどが輸入飼料で、薬漬けのものが多く、しかも、動物たちは「密飼い」状態でストレスにまみれ、病気をしやすいのでワクチンを打たれています。
その糞尿はやはり薬漬け。とても健康的とはいえません。動物たちが生き生きと暮らせる環境に整えてあげてこその肥料ですね。
化学肥料であれ、動物性肥料であれ、反自然なものの過剰な投下が、確実に土を汚染し、食べ物を汚染しています。
一方、枯れる野菜の自然栽培は、農薬はもちろん肥料も一切与えず、土本来の力と植物本来の力のみで育ったパワーみなぎるものです。
腐るものを食べ続けるのか?自然本来のものを頂くのか?それは、お一人お一人の選択にかかっています。
賢い選択のためのお手伝いをいたします。(2007/5/10 熊本日日新聞に掲載)

★出展はコチラですよ。

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執筆者は某オーガニックショップ代表のTさん。うちの野菜は時間がたつと腐るけど、じゃぁ、うちの野菜はキケンなのか? ここのお店の野菜は腐らないのか?……疑問に思って、ここのお店から“自然栽培”されたはずのサニーレタスを買ってきて、冷蔵庫に入れておきました。そうしたら“枯れる”ことなく、2週間たった頃から少しずつ傷み始め、20日で完全に腐ってしまいました(常温で置いておいたやつは1週間で腐りました)。なーんだ、普通に腐るじゃん・・・。


腐ったサニーレタス


で、これをどう説明されるかと思って、お店に電話してみました。まずは“枯れる野菜と腐る野菜”について質問。「腐る野菜を食べ続けると胃腸の中が腐ってドロドロになって・・・、ガスが出て胃もたれを起こし、結局は薬に頼らざるを得なくなるんですよ」とお店の人。(ほぉ~、すごいね。胃腸で消化されるほんの2-3時間で、消化中の野菜が腐っちゃうんだ。そりゃ、タイヘンだよね。それで安易に薬飲んじゃうの? そりゃ体によくないよね<<<こころの声)


先日そちらで買ったサニーレタスが腐ったんですけど、これはキケンということですか?」「条件次第で腐ることもあります。高温多湿とか、梅雨の時期などはそうなりやすいです。・・・・いろんな条件がそろった時に腐ります。どのくらいで腐りましたか?」「2-3週間ですけど」「1週間くらいで腐らないなら大丈夫ですよ」・・・みたいなやりとりをしました。

 

結論。うちの野菜と変わらないじゃん。うちの野菜も、キャベツやニンジンなんかは冷蔵庫に入れておけば、1ヶ月以上は余裕でもつし、菜っ葉でも1週間で腐るなんてあり得ない! 時々は枯れているのもあるし。それはお店の人が言うように、時期や条件次第です。(スーパーの野菜は1週間で腐るものがあるそうです。化学肥料で栽培された窒素過多の野菜だったらそうなってもおかしくありません。そういう野菜を常食するのは私もコワイと思います) お店の人曰く、在来種や固定種などの原種に近い野菜は“強く”て、遺伝子組み換えされた種は“弱い”のだとか。その辺には私も共感します。

 

「野菜づくりは土づくり」といわれるほど、土のよしあしが野菜の出来を左右します。うちの完熟堆肥は、約7割が草を4-5年野積みしてできた堆肥(もともと完熟状態)。これに米ぬか1割、熊本市民の食べ残し&野菜クズの生ごみ堆肥1割、Yさんちの鶏糞1割・・・これに微生物が快適に過ごせるように、微生物のすみかとなる籾殻燻炭を混ぜ合わせ、時間をかけて発酵&完熟させています。Tさんが心配される“動物性肥料”は鶏糞だけですが、Yさんちではエサは自家配合で安心素材しか使われてないし、平飼い養鶏で薬も一切使われないので鶏糞も安心して使えます(ちなみに、Yさんの卵はTさんのお店にも置いてある“自然卵”です)。堆肥の過剰施肥=窒素分が多いと、虫が来ると言われているので、施肥は最小限に…を心がけています(たくさんまくとシンドイですもの)。もともとかなりの労力と時間を費やしてつくっている堆肥です。できるだけ最小限に効率的に…と、大事に使っています。

 

この一件で“いのち”あふれる“りずむ”の野菜は“自然栽培”に負けないくらい安全!!…だと自負しました。(^^)


またまた紙面がなくなりましたが(._.;、動物性肥料についてひと言。うちでは近くで手に入らないので豚糞や牛糞は使っていませんが、有機農業の仲間は割と使っています。確かにTさんがおっしゃるリスクがないとは言いませんが、大量の家畜の糞尿の処理は現在大変な問題になっています。不法に家畜の糞を野積みすると、雨ざらしになって、硝酸性窒素が流れ出し、地下水や川や海を汚染します。そうさせないためには、家畜の糞尿をきちんと処理することが重要です。そこで私は、家畜の糞を堆肥化して、畑にまくことは間違ったことではないと考えています。Tさんの記事にある“薬漬け”云々も気にならないわけではありませんが、よっぽど大量にまかない限り、土が浄化してくれるのではないかと思っています(科学的根拠はありませんが、土の力はすごいので、そう思っています)。個人的には、家畜の糞由来の堆肥が使われなくなった場合、家畜の糞尿が処分しきれなくなり、発がん性のある硝酸性窒素で環境が汚染されてしまう危険性の方が高いのではないかと思うのです。


また、「腐る」=「汚い、臭い」ので、私たちはそれを敬遠しがちですが、私は「腐る」という現象は「循環」の一形態であり、いいことだと思います。“自然(土)”に還るための過程なのですから。もしも、ものが腐らなくなったらこの世はゴミであふれかえり、大変なことになります。(実際に、腐らない化学合成物質等の処理に手を焼いてますよね=ゴミ問題)


私はTさんがおっしゃることを否定しているわけではありません。TさんにはTさんのこだわりがあり、私には私のこだわりがある…ということです。選択するのは消費者のみなさんです。Tさんの意見に賛同する方はTさんのお店で買えばいいし、私の考え方に賛同してくださる方は私の野菜を買っていただければいいと思うのです。“こだわり”は各人の“個性”でもあります。私は私のこだわりを大事にしたいと思います。そして、同じく有機農業をしている仲間のこだわりも尊重していきたいと思います。

 

“自然栽培”と“糞尿の処理”云々…についてはもっと言いたいことがあるのですが、それはまた今度・・・。長くなってすみません。m(._.)m

 

 

 

 


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(非公開コメント受付中)

こんばんわ。久しぶり来ましたよ。「腐る」「発酵する」っていうのは微生物がそれを食べちゃってるってことです。つまり腐るものは生物が食べられるもの。食べられるものが腐るのはあたりまえです。「腐らず枯れる」のは単にそのときの湿度によるんじゃなかろうか。それか抗生物質入ってて微生物さえ食えないのか、ですなー。ブラック!
Oモリさん、ども~(^o^)/ にゃるほどね。野菜や果物って、みんな「生きている」状態の時から、それを分解できる酵母がついていると言いますもんね。だからブドウ酒(ワイン)ができるわけで。あれはブドウを足でふみふみして絞って樽に入れておけば勝手に発酵してお酒になるわけで。ほかには何も入れないわけで。ブドウにはブドウの酵母が、ニンジンにはニンジンさんの酵母が、くっついているわけですよね。
自然って、ほんとーにすごい!えらい。なんでこんなに絶妙にできてるんでしょう?!といつも感心します。
んでも、この間、農業方面の人と話をしていたら、「確かに動物性の堆肥を入れている野菜の方が腐りやすい」のだそうです。でも、うちは動物性の堆肥はほんと、チョコットしか入れてないので、その辺で自然栽培の野菜と腐り方が大差ないのかな~などと思いました、デス。
「もやしもん」・・・もっかい復習してお返しします!(^o^;
動物性堆肥は腐りやすい。ほお。アミノ酸(つまり分解されると窒素)が必要以上に多いからかな。野山なんかでも、落ち葉なんかの方が圧倒的に多いですもんね。それが自然の比率なのかも。
安易に聞いたことだけで話をするお店のひとに実験して意見を求めるなんぞ、あんたはえらい!
以前うちの不定期でうちの野菜を購入した人にアンケートをいただいたら、「腐る野菜か枯れる野菜か試すため」だって。冷蔵庫の中でほったらかしで、腐るか枯れるかして捨てられた私の野菜。かなしいです。
この現象については私はやはり自分で実験していないのでなんともコメントできませんが、畑では肥料過多の野菜は虫が来やすい「様な気が」しますので、痛みやすいなどということはあるかもしれませんが、安易に一般でポンと買ってきて比較して簡単に判断できる実験現象ではないのは確かだと思います。一般的な判断基準にはなかなかならないのだということはしっかり伝えてほしいなあっとおもうだけです。この実験は栽培から自分で管理してやらなければ結果は出ないと思います。
それから無肥料栽培とか動物性堆肥が悪いとかいうことも安易に言いすぎなのにも・・・です。resmさんの言うとおり自分の畑にあった信じる自分の農法を伝えることがまずは第一であるように思います。
慣行農法だって今の畑のインフラを支え人々に豊かさを与えるという点では、今は非常に大切だと私は思うのですもの。山にいるので一人では農業は出来ないと実感しています。それから自分の国で野菜を作り食べるようにもっとすることが第一ですぞ・・・ん、脱線ですね。これは。
腐る野菜か枯れる野菜か試すため」に野菜を買われるって、ツライですね。・・・と言いつつ、自分でやってやりしますけども(^_^; うちの野菜がそんな扱いを受けるとなると、つらいです。ダメにしてしまったサニーレタスちゃんに申し訳ない!
「自然農」やら「自然農法」やら・・・いろいろ言われていますけども、結局は「有機農業」の範疇でしょ。私は無農薬でやっている人はみんな仲間だと思います。でも、揚げ足をとったりする所業が多いので、そういうの悲しいなぁ~と思うわけです。
ある意味、慣行農業の人も、同じ仲間だと思ったりもします。(本音としては農薬はあんまり使わないで欲しいけど。喘息出るので。(+_x;) 農業全体が元気になる必要もあると思うし。
それぞれポリシー持ってやることはいいことなんだけどさ、視野が狭くなりすぎないようにせねば・・・と思います。
山にいてもかわいい妻さんと娘ちゃんがいるからいいでしょ~。あっしは一人なんで、平坦地で寂しく一人、草取りしてま~す。(^o^;(たまにはアップダウンが欲しい)
自分の国で野菜を作り、食べるのには大いに賛成~!!
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