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【じゅっ田んぼ通信】生きものいっぱいの田んぼづくり
<前説>

米づくりの大切さ、お米を食べることの大切さ、田んぼの底力をいろんな人に知ってほしくて、

【じゅっ田んぼ通信】を友人・知人、いろんな方に送り始めたのが2004年12月。

メールで送りまくって、ウェブサイトに掲載していたのですが、

ウェブの更新が滞っていたので消してしまい、そのままにしていました。

 

ある意味、百姓仕事にも“慣れて”しまって、

最初の頃の激しく熱い思いは、だんだんと穏やかな愛に変わりながらも(ホントか?(^_^;)

それでも、気持ちの“根っこ”は、最初の頃のまま。

何も変わっていないつもりです。

 

ちょっといろいろあって、

1年以上も中断してしまいましたが、

気力もやる気も復活して、先日、しばらくぶりに【じゅっ田んぼ通信】

親愛なるみなさんに、送らせていただきました。

 

んでま、

これまでの【通信】を読んだことがない人が、

もしかしたら「読みたい」と思ってくださったりするかも?と思ったり(ソンナコトあると嬉しい♪)

最初の頃の、自分自身の“熱い思い”や“純粋さ”を、私自身が思い出すためにも、

ブログにアップすることにします。

 

尚、【通信】は、

現在とは状況が変わっている場合があるかもしれませんが、

書いた頃のまま、訂正せずにアップします。

※個人名等は一部、イニシアル化しています。

長いですので、読む人は覚悟して読んでください。(^_^;

 

とりあえず、最初の【通信<1>】からの掲載です。

 

いよいよ<本編>のはじまりはじまり~♪(^o^)

 

ココまでは<2007/9/16 15:00>に書きました。

 

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*

 

 <2004/12/18> 
 生きものいっぱいの田んぼづくりスタートしました。

 

親愛なるみなさまへ:

 

ご無沙汰しています。
年の瀬も押し迫り、お忙しい日々をお過ごしのことと思います。
いかがお過ごしでしょうか?

 

私の方は「百姓になろう!」と昨年思い立ち、ぼちぼち百姓のマネゴトをしています。
とてもプロの農家の方には私がやっていることは正気の沙汰ではないでしょうから「マネゴト」と書いていますが、本人としては、真剣に取り組んでいるつもりです。なかなか理解を得るのは難しいかもしれませんが、千里の道も一歩から・・・。少しずつ歩みを進めていきたいと思っています。(^^)
今日はある意味、私にとっての「スタート」の日になりましたので、日頃からお世話になっているみなさんに、少しでも私がやっていることを知って欲しくて勝手にお便りを送らせていただくことにしました。


今後も不定期に、お便りさせていただければと思います。
笑って読み飛ばしていただければ嬉しいです。(^^)
また、ご不要な方は遠慮なくご連絡いただければと思います。

 

※“じゅったんぼ”とは、熊本弁?!で
 「じゅるじゅるした田んぼ」=「水が入ってぬかるんだ田んぼ」のことです。
(<補足>これを書いた後、母から「じゅったんぼ」とは「ぬかるんだ場所」全般を指し、田んぼだけを指すのではない、とツッコミを入れられました。(^_^; なので、「じゅったんぼ」に「田んぼ」をかけて、「じゅっ田んぼ」にすることにしました)


 

<2004/12/18> 冬のじゅっ田んぼ
 

◆田んぼに水が溜まりました!
「何で今頃?田植えでもするの?」と、うちの田んぼを見た人は思っていることと思います。これは「冬季湛水・不耕起移植栽培」という方法で来年から米づくりをするための準備です。「日本不耕起栽培普及会」の岩澤信夫会長がこれまで20年間、研究を重ね、千葉や宮城、滋賀などで広がっている無農薬・無施肥の環境保全型農業なのです。


稲刈りを終えて、米ぬかを撒き、田んぼに水を張ると稲株やワラ、米ぬかをエサとしてイトミミズやその他いろんな生きものが増え、それらの糞が土を豊かにし、サヤミドロなどの藻類が増え、光合成で二酸化炭素を取り込み、いろんな生きものに酸素を供給してくれます。田んぼの土壌には水質浄化機能もあります。


こうやって豊かな土になったところに苗を移植し、米を作る・・・という、簡単に書けばそういうことです。「冬季湛水・不耕起移植栽培」の一番の魅力は、田んぼに多様な生きものが棲めること、そしてそれらの生きものがお米を作ってくれるということ。トラクターで何度も耕す必要もないので化石燃料の消費も少なく、手間も少ないということです。


主に東北地方で広がっている農法なので、それが熊本でできるかどうかはまだ不安な部分もありますが、今年から熊本の矢部で、Tさんがこの方法でやっておられるし、鹿児島の大隅半島の海の近くでやっている人もいます。Tさんとこの今年のお米は、台風が何度も来た割にまあまあの出来で、とてもおいしいお米が穫れたそうです。

 

でも田んぼに冬に水を入れるというのは大変でした。
頭の中で考えるのはとても簡単なのですが、実際にやるのは全く違いました。うちの周辺はもともと600年ほど前に干拓された(自然の摂理を利用した地先干拓の時代ですよ)所で、平坦な農地がだだっぴろく広がっています。今では効率的な稲作をするために区画整理され、道はコンクリートになり、田んぼと田んぼの間には境界線を示す杭だけがあり、畦もないという環境です。冬には裏作で野菜を作ったり、ビニールハウスでトマトやメロンが栽培されていたりするので、隣の田んぼに水を入れるわけにはいきません。


また、私がまるっきりのシロウトだし、親の信用もないし・・・ということで、実は田んぼを作らせてもらえるかどうかさえ危ういところでした。


長くなるので経緯ははしょりますが、ありがたいことに、父と母が私のわがままを聞いてくれて、2反2畝(660坪)ほどの、周りを用水路と道に囲まれて独立した田んぼでなら作っていいというお許しをいただきました。


でも、冬場には用水路に水なんてないのがあたりまえ。うちだけ勝手なことをするわけにはいきません。やりたいのは山々でしたが、最初から冬季湛水ができるとは夢にも思っていませんでした。
そうしたら、地元の人や両親などいろんな人の協力を得られ、思いがけず、用水路に水を少し流してくれるということになったのです!


たくさん水を入れると他の人の迷惑になるので、流してもらうのは少しだけ。
となると、水中ポンプで水をポンプアップしないといけません。
もともとそこの田んぼには親が電気を引いていましたが、台風で電柱が倒れたまま何年もたっていたので、電柱を建てたり、電気工事をしてもらう必要がありました。
ポンプが動くようになっても水が足りなかったり、いろいろと農区長さんにお骨折りいただきながら、ようやく十分な水が来たのが昨日の12月17日。


今日(2004/12/18)、田んぼに行ってみると田んぼの水面が広がっていました。(^o^)/
排水用のパイプから少し水が漏れているのを、母に止めてもらいました。モグラをはじめ、いろんな動物が地面に穴をあけ、そこから水が漏れるので様子を見ながら穴を塞いでいくことも必要です。モグラには申し訳ないけれど。

 

 

◆最初のお客さんはチョウゲンボウでした!
他に水が漏れていないかどうか、ぐるりと周囲を見て回り、母としゃべっていたら向こう側にハトより若干大きい、カラスとは格好が違う鳥が水浴びしている姿が目に留まりました。鳥との距離は30mもありません。ソロリソロリとまわって近づき、しゃがんでじっくり見てみると目の下に特徴的な縦線・・・。ハヤブサ?・・・にしては小さいよね。そう、チョウゲンボウです。ハヤブサをひと回り小さくした、ハトより少し大きい猛禽類で、父が「おどんがえのタカ(うちのタカ)」と呼ぶほど結構頻繁にうちの近くで見られます(ただし渡り鳥なので秋冬だけ)。


近づいてその距離20mにも満たないくらいの位置にいるのに、こちらに気づいているもののさほど気にする様子もなく、気持ち良さそうに2分ほどバシャバシャと水浴びをして飛んでいきました。双眼鏡を持ってなかったのが残念でした。


日頃、クマタカ調査などで猛禽類にふれあう機会も多い(?!)ので、最初のお客さんがチョウゲンボウというのは、私にとってとても嬉しいことでした。(^-^)


なんてったって、猛禽類は生態系の頂点を占める生きもの。それらを支えている自然が豊かでないと生きていけない生きものなのです。チョウゲンボウはネズミなどの小動物をエサにしています。チョウゲンボウがいるということは、そこの自然がある程度豊かな証拠。農家が自然を守ってきた証拠です。


こうやって、藻類やミジンコ、イトミミズ、メダカやトンボやミズスマシなどなど、いろんな生きものの命あふれる田んぼになることを願っています。

 

まだまだ書き足りないことがたくさんありますが、長くなったのでこの辺にしておきます。またおいおいお知らせしていこうと思いますので、ご迷惑でなければおつき合いいただけると嬉しいです。(^o^)

 

<参考>
日本不耕起栽培普及会
田んぼ博士の応援隊

 

 

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*

 

<訂正>

最後の部分

> こうやって、藻類やミジンコ、イトミミズ、メダカやトンボやミズスマシなどなど、

> いろんな生きものの命あふれる田んぼになることを願っています。

 

田んぼにはミズスマシはいませ~ん!

ミズスマシは清流(流水)にすむ生きものです。

ガムシの間違いでした。(^o^;

当時はまだ、そんなこともわからないワタシでした。

(ということは、どうやら、少しは進歩しているようです???)

 

 


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