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【じゅっ田んぼ通信】 ~ゆめの前に~

以下は<2005/2/12>に書いたものです。

「なんのこっちゃ、よーわからん」方は【じゅっ田んぼ通信<1>】をどうぞ。

 

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【じゅっ田んぼ通信】<2> ~ゆめの前に~

 

2月8日にヒバリの初さえずりを聞きました。もうそろそろ春なんですね♪
2月9日は旧暦の正月。旧暦は自然の摂理にとてもよく合っていて、旧暦正月が来
ると、百姓の仕事本番なのだそうです。
私もハヨ、種をまかねば・・・。

 

 

■おさらい
「なんで冬に水を張るの?」という素朴な質問があったので、ちょっとだけおさ
らいです。冬に田んぼに水を張ると、イトミミズが増えるそうです。イトミミズ
は土の中に頭をつっこんで、逆立ち状態で四六時中エサ(土中の有機物)を食べ、
お尻からフンを常に出しています。イトミミズのフンが“トロトロ層”を形成し、
土壌表面を覆い、太陽の光を遮るので草の種の発芽を抑えます。(=除草剤いら
ず) ゆくゆくは“トロトロ層”は稲の肥料になり、おいしいお米になるという
わけです。(ほかにもいろんな効能(?!)があるみたいですが、あんまりたくさん
書くと、私自身がワケワカランようになりそうで、それはまた、おいおい書いて
いきたいと思います)


※「ちゃんと知りたい」方は、「不耕起でよみがえる」(岩澤信夫著、創森社)
 http://www.geocities.co.jp/NatureLand/1757/ をどうぞ。熊本県立図書館に
 もありました。

 

 

今日は「ゆめのはなし」を書こうと思ったのですが、またしても「ゆめ」にたど
り着く前に、文章が長くなってしまいました。(^_^; ちょっと今回は暗めの話で
す。次号では「ゆめ」を登場させますので、今回は少し我慢してくださいね。


■農家の後継者不足
私の両親は専業農家でした。私は三人兄弟の末っ子で、姉と兄がいますが、私が
百姓をすると言い出すまでは、跡継ぎはいませんでした。幼い頃から「百姓じゃ
渡世(とせ=生活)はしちゃいかれん」という言葉を何度も聞かされながら育ち
ました。また、「家業は長男が継ぐもの」と信じていた当時の私は、オンナだし、
末っ子だし、仕事はきついし・・・ということで、農業をするなんて考えたこと
もないし、農家の嫁になんか絶対なるもんか!と心に決めていました。

 

今思うと、「渡世がしちゃいかれん百姓」ということ自体がおかしいのだと思い
ます。資本主義の市場経済。うちの親は今ではほとんどリタイヤしていますが、
この冬まで1反の畑でブロッコリーを細々と作ってきました。半日かけて脇芽を
摘んで、「芯」と同じように見栄えをよくするために、さらに半日かけて寒い寒
い小屋の中で脇芽4~5本を輪ゴムで束ね、箱に詰めて市場に持っていっても、
1個15円しかしない時もあります。丸々1日分の労働がたったの3000円程度で
す。その前に苗をつくり、台風が来る度に苗を小屋の中に避難させ、移植し、
手入れして育てた労力を思うと呆然となります。もちろん、いつもがそんなに安
いわけではありませんが、こういうことは日常茶飯事。単に「安いから」という
理由で畑一枚、1つも収穫せずにトラクターで打たれてしまう畑も日本中にはた
くさんあるし、実際に親がそうするのを見てきました。


本来「いのち」そのものであり、同時に私たちの「いのち」を支えてくれるはず
の食料が、「商品」=「単なる金儲けの道具」と見なされる、今の市場経済は、
大事なものを見失っているようで仕方ありません。


こんな現状だから、「跡継ぎ」がいないのです。子どもはいるのに、後を継がな
い・・・。幼い頃はわかりませんでしたが、子どもに「百姓したっちゃ渡世しち
ゃいかれん」と言うことは、今考えると、どれだけ悔しかったことでしょう。農
業がもっとやりがいがあり、きちんと労力に見合う収入があれば、後継者不足
なんて起こるはずはないと思います。(もちろん、努力してやりがいを感じなが
ら、収入を上げている農家もたくさんいますけどね。)

 

 

■グリーンツーリズム
そんな中、注目されているのが「グリーンツーリズム」。
このあたりでも、生産者と消費者を直接つなぎ、市場など介さなくても、米や野菜とふ
れあいを直接やりとりし、生産者が誇りとやりがいをもって農業に打ち込める環
境が整備できる手だてはないかと常々考えていました。

 

私が冬季湛水の不耕起移植栽培のことを知ったのは、2003年の10月頃のことでし
た。それは、日本不耕起栽培普及会の岩澤会長が書かれた読み物のコピーをもらっ
たのがきっかけでした。それには<耕さない田んぼ>が多様な生きものを育みな
がら、冷害や害虫に強いイネとなり、おまけに反収(1反あたりの収量)も増える!
という夢のようなことが書いてありました。


中でもうらやましくてたまらなかったのが、宮城県の蕪栗沼周辺でのマガンのグ
リーンツーリズムの話でした。近くの伊豆沼はマガンがねぐらに使っていましたが、
蕪栗沼周辺には昼間に田んぼの落ち穂を食べに現れるだけで、ねぐらにはしていな
かったそうです。それが、<耕さない田んぼ(=冬季湛水・不耕起移植栽培の田ん
ぼ)>にしたら、マガンがねぐらにするようになり、グリーンツーリズムが盛んに
行われるようになったということでした。
参考HP>蕪栗ぬまっこクラブ http://www5.famille.ne.jp/~kabukuri/

 

これを読んでため息が出ました。
(単純ゆえに(^_^;)うちの近所にもマガンが来たらいいのに。でも、マガンは来ないし
・・・などと思いながら、なんとかならないかと、何とはなしに考えていました。


---ということで、長くなったので今回はここまで。
次号では「ゆめ」の本質に迫れますように・・・。(^o^)v

 

 

 


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(非公開コメント受付中)

どーも。ご無沙汰しております。
おぼえてます?数年前?みっちぃと一緒にお邪魔して田植えをさせてもらったなりちゃんです。
いやー、いい夢ですねぇ。
私もこれからは農業が大事だと考えているので非常に共感できると思いながら読ませていただきました。
なかなか大変ですが、少しずつ、のんびりいこうと思っています。
またお伺いしようと思ってますのでよろしくお願いしマース。
お~!なりちゃん!!お久しぶり!(^o^)/ コメントどうもありがとう♪
(「数年前」って・・・。去年じゃん。(^o^;)
「いい夢」ですか?(^_^; ここではまだ「夢」のはなしにはふれてませんが~。(^_^;
「夢のはなし」は次号になります。そのうち掲載するので、お楽しみに~。
そちらの田んぼも順調なようですね。もうそろそろ稲刈りですね。
また来てね!待ってるよ。(^^)v
おおっ、なんか浦島太郎の気分・・・なんて、去年でしたっけ。
いやぁ相変わらずのぼけっぷりですいません。
あれから地元でNPOを立ち上げたり、なんやかや忙しくてそちらで楽しく過ごした日が
ずいぶん昔のような気になっていました。
相変わらず頭のねじはゆるんでますけどよろしくね。
よかよか(^-^)
なりちゃんの「ギャハハ」笑いで、なんでもOKさぁ~。(^^)v
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