2017/08
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[190] You are what you eat.

<190号> You are what you eat.


春がやってきました。天気のいい日には、花が咲いた菜の花にミツバチが飛んできてせっせとミツを集めていたり、テントウ虫が日向ぼっこしたり、二匹で愛をささやきあったり(?!)しています。

 

春は大好きな季節なので、到来は嬉しいのですが、いかんせん、百姓にとってはキビシイ季節でもあります。そうです。野菜が少なくなるからです。出来損ないのため少ししかとれなかったジャガイモは終了、里芋も終了。ニンジンも大根も終了(今、出しているニンジンはOさんとこの。大根はA会から分けてもらっています)。そしてそして、怖いコワーイ野菜のトウ立ちが始まりました。

 

春になると野菜はいのちをつなぐために、花を咲かせ実(種)をつけようとします。それで、小松菜もチンゲン菜もネギも大根もニンジンも・・・、ほとんどの野菜は花を咲かせようとします。葉っぱの間からニョッキリと茎が伸びてきます。そうなると、野菜は種に栄養を送るために硬くなり、食べられなくなってしまいます。これを“トウ立ち”と呼びます。多くの野菜がトウ立ちしてしまうため、出荷できる野菜が極端に少なくなってしまいます。野菜の少なくなる季節を“端境期”と呼びます。春の端境期は今くらいから4月いっぱいくらいまで続きます。野菜は少なくなりますが、知恵を絞って、毎週がんばって野菜をお届けしたいと思います。母手作りの漬物の出番も増えると思います。どうぞどうぞご理解の程、よろしくお願い致します。

 

さて、先日2月4日(水)の熊本日日新聞「09農政改革(上)」に東大大学院教授の本間正義氏のインタビュー記事が載っていました。氏曰く「日本農業が競争力を高め、輸出に打って出る『攻めの農業』に転換しないといけない」「減反をやめても農家への所得補償はせず、(中略)守るべきは構造改革を生き残った農家だ」そうです。するってぇと、小さい規模の農家は潰れてしまえってことですかぃ? 日本の農業を守ってきたのは、家族経営の小さな農家なのに。それと、自給率が40%しかないのに、輸出するなんておかしい話でしょ? 国内で生産し、国内で消費する方法を考えるのが先決でしょ?

 

大規模・効率化・省力化を推進したせいで、農薬や除草剤や化学肥料が大量に使われるようになったのに。その結果、日本の自然は荒れ、農地に暮らす多くの生き物はその数を減らしていきました。生きものが暮らせない農地で育った農産物が、ひとの体にいいわけがありません。食べものは“いのち”そのものなのです。“いのち”を育む食べものに、効率化を求めすぎると、“いのち”がなくなってしまいます。それは、中国のギョーザ事件などが物語っているではありませんか…。

 

“You are what you eat.” 先日、どこかで見かけた一文です。「あなたは、食べたものでできている」(訳がヘタクソですけど)。あなたが食べるものが、あなた自身になるんですよ…ってことです(たぶんね)。

 

「フランスやドイツの農家の平均規模は40ヘクタール以上だが、日本は1ヘクタール代」だから、「大規模化に取り組む農家に農地を集める必要がある」ですと。そんな小さな面積でも、がんばって農地を守ってきてくれた農家の人たちがいたからこそ、日本の自然を守り、災害を防いでこれたのですよ。

 

去年公開された映画「いのちの食べ方」では、レタスの収穫風景に、大きな大きな、工場みたいな収穫用の機械が出てきました。工場みたいに大きな機械が動くのに合わせて人が移動し、レタスを切って箱詰めして収納する・・・。人間はまるで機械に使われる奴隷みたい。あんな大きな機械は日本の畑には入りません。だから、大規模化して、効率的に大きな機械を入れて農産物を育てる・・・? そんな光景は日本には似合わない。農業は“いのち”を育む仕事なのだから。

 

「日本の農家は1ヘクタール代・・・」私に言わせりゃ、1ヘクタールだって広いじゃありませんか、ってんだ。うちは田んぼ22アール。畑が30アールちょい。合計50アール(=5反)ちょい。1ヘクタール(1丁)の半分しかありません。「五反百姓」という言葉があります。「狭い面積の農地しか持っていない貧乏百姓」という意味です。確かにお金はあんまり持っていませんが、それでも理解あるいいお客さんに恵まれて、なんとかやっていけています。ありがたいことです。日本の最高学府のお偉い先生がこんなこと言うなんて、かなり幻滅したのでありました。

 

 

 


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(非公開コメント受付中)

今日の訪問です。
できたら明日もきます。
もしよかったら遊びに来てください。
狭い部屋の中で、土にも触れず、太陽も浴びず、大根の種も蒔いたことも、見たこともない大学の先生のおっしゃることは、底が浅く、荒唐無稽で、あきれるやら、ため息が出るやらですなあ。米や麦が足りなくて飢えている人に向かって、「お菓子を食べればいい」と言った、どこかの女王様のようですなあ。
この間はラジオでも同じようなことを言ってたお偉いさんがいました。その後に、まともなことを言うお偉いさんが出てきて、よかったぁ~って思いましたけども。難しいことはよくわかんないんですけどね。(^o^;
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