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【じゅっ田んぼ通信】 ~三年目の米づくり!~

以下は<2007/09/15>に書いたものです。

「なんのこっちゃ、よーわからん」方はバックナンバー(一番下)をどうぞ。

 

 

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去年は田植えも稲刈りも報告してませんが、
1年目どおり、いろんな方に手伝ってもらって田植えをして、稲刈りをしました。
途中まではいい感じだったのですが、9月の台風のせいで収量はよくありません
でした。去年はどこも不作だったので、特別うちの収量が特に悪いというわけで
はありませんでした。大体、1反あたり2俵(120kg)減で、2反で4俵(240kg)減
といった感じです。(まだ全部籾刷りしてないのでわかりませ~ん=脱線します
が、お米は籾殻に入ったまま、籾のまま保存すると虫もつかないしカビも生えま
せん。今は収穫直後に全部籾刷りして冷蔵庫で保存するのが一般的ですが、古来
から続いてきた籾のままの貯蔵はいいことづくめです。(^^) 電気代もかからな
いし。うまいし。言うことないですよ。(^^)v 先人の知恵ですね)


■“じゅっ田んぼ”の復習
“じゅっ田んぼ”って何のことか、覚えていますか?
熊本弁で水溜りのことを“じゅったんぼ”と言います。
うちの田んぼは冬季湛水。冬の間から水を張って、稲刈りの前後以外はほとんど
一年中、田んぼに水が入った“じゅったんぼ”状態です。なので、熊本弁の「じゅっ
たんぼ」と「田んぼ」をかけて“じゅっ田んぼ”なのです。

 

■今年の米づくり
「冬季湛水・不耕起移植栽培」の米づくりは稲刈り直後から始まります。
稲を刈った後、ワラをまいて田んぼに水を溜めることから米づくりのスタートで
す。でも、例によって例のごとく、畑仕事に終われてワラをまく作業がなかなか
できず、1年目・2年目よりもさらに遅れて、水を入れ始めたのは、なんと今年の
元旦(1月1日)でした。(^_^;

 

そして、翌2日にはモグラかネズミの仕業で穴が開いて水漏れがとまらない箇所
を必死でスコップとたくましい(?!)足で直していました。おとそ気分もナンノソ
ノ!です。(^o^; でもいくら南国(?)熊本とは言え、真冬に田んぼの水に手をつっ
こみながらの作業は冷たかったですよぉ~。

 

■春の除草
稲刈り直後に水を張ると冬草も春草も抑えられると言うのですが、上に書いたと
おり、水を張るのが遅れに遅れてしまったせいで、水を入れ始めた頃は既に冬草
が田んぼ一面にはびこっていました。「深めに水を張って草を溺れさせよう!」
というのは一見いいアイディアのように思えたのですが、草の根性は人の想像を
はるかに超えてたくましく、なんとか酸素を吸おうと、水深を深くすればするほ
ど、葉っぱをどんどん伸ばしていきます。かくして、草水没構想は頓挫し、「先
送り政策」に変更して、冬の間、草はほったらかし。

 

そうこうしていると3月頃にはすごいことになっていて、適度な隠れ場所ができ、
シギやチドリたちには大人気(?!)の田んぼでした。


相変わらず、冬の夜にはマガモの家族がやってきてはくつろいだり、エサを食べ
て、肥料(ふん)を落としてくれていました。よその田んぼになくてうちの田ん
ぼにあるものと言ったら、アオミドロやサヤミドロなどの藻類なのですが、マガ
モは藻類が好きなのでしょうか???

 

ただ、さすがに草だらけの田んぼに田植えはできません。なんとか田植えまでに
草やサヤミドロなどを撤去しておかなければなりません。刈りばらい機で何度か
刈ろうとしましたが、田んぼは広く、ちょっと刈ってもまたすぐに伸びてきてし
まいます。途方に暮れていたところ、「同じ方法で米を作っている」という方に
お会いし、「浅く耕せばいいよ」と教えてもらって、春先にトラクターで浅く耕
すことに。

 

「おい、ちょっと待てよ。“じゅっ田んぼ”は耕さないんでしょ?」って思った
ソコのアナタ!えらい!!(^^) よくわかってらっしゃいますね。


そうなのです。でも、そんなこと言ってられる状態ではありませんでした。
浅く耕してしまったので、今年は「不耕起」ではなく「半不耕起」ですね。
耕したのはこれ一回きりで、代掻きなども一切していません。

 

4月に水を張ったまま浅く耕したところ、ある程度の草は抑えることができまし
た。残った草は刈りばらい機で刈ったり、手で抜いたり・・・それでも、春草対
策にかなりの労力をさきました。

 

■サヤミドロ・アオミドロ対策
冬季湛水の田んぼにつきものなのが、サヤミドロやアオミドロなどの藻類です。
サヤミドロやアオミドロは太陽光線を遮るため、草の発芽を抑えてくれたり、最
終的には稲の肥料になってくれるものです。春にはうちの田んぼのの南側半分く
らいの水面を埋め尽くしていました。そのお陰でそこの部分に草はほとんど生え
ていませんでした。

 

ところが、田植えの時期となると話は別です。
サヤミドロやアオミドロは水に浮かんでいます。田植えの時期は雨の季節です。
時には大雨も降ります。去年は田植えの日にドカ雨が降って用水路から、ごんご
ん水が田んぼに入って大変でした。稲を植えた後、大雨が降ると、水かさが上がっ
てサヤミドロやアオミドロは水面と一緒に浮き上がります。そして、水が引くと、
水面と一緒に下がります。その時に小さな苗を押しつぶしてしまうのです。
実は去年はウキクサで同じ状態が起こり、一部の稲が押しつぶされてしまい、補
植し直したということもありました。

 

今年のサヤミドロの面積は、去年までよりもはるかに広く、これは大雨が降ると
トンデモナイことになると予想され、田植えまでに撤去しなければなりませんで
した。

 

こ~れが、水を含んでかなり重たいんですよ。クサカギでかきあつめてタライや
ビニールの上に乗せて道路まで運び上げる・・文字にするとこれだけ。とっても
簡単そうに聞こえますが、田んぼ半分なので大体1反(約300坪)くらいの面積が
あります。とても細腕のオトメ(誰がやねん!)一人でできる作業ではありませ
ん。

 

友達や、3月から時々手伝いに来てくれているUさんのお陰で、なんとか全部を運
び出すことができました。ちょうどこの頃私が体調を崩してしまったので、この
時期、毎日のように手伝いに来てくれたUさんのがんばりなしには、もしかしたら
今年は田植えができなかった・・・な~んて事態になっていたかもしれません。
相変わらず、いろんな人の力を借りて、なんとかやっております。


感謝、感謝です。しあわせものの私と田んぼです。
手伝ってくれたTさん、Jさん、Mちゃん、Nさんもありがとうね~。
とっても助かりました。m(._.)m

 

7月、美里町あたりで大変な大雨被害が出た時は、熊本市内はそこまでの降りで
はありませんでしたが、それでも畑が浸かってズッキーニがお亡くなりになるく
らい雨が降りました。田んぼの水も増水しました。残っていたサヤミドロが風で
一箇所に集まり、その部分の苗を押しつぶしていました。田植え前にサヤミドロ
をあげておかなかったら、田んぼ半分くらい(いやもっと?)の稲がなくなって
いたかもしれません。


サヤミドロ&アオミドロの撤去をしていて、本当によかったです。


■やっとこさ、田植えです。
久々に書くとまとめて報告しなければならないので長くなってしまいますね。
(^_^; ごめんなさい。

 

1年目、2年目はいろんな方に手伝ってもらって手植えで田植えをしましたが、今
年は余裕がなく、また《ヰセキの疎植植えの田植え機がある》と訊いていたので、
ヰセキの営業さんにお願いして、田植え機を貸してもらって、田植えをしてもら
うことにしました。

 

7月4日、朝はどんより曇っていた程度でしたが、
田植えを始める頃から雨が降り出し、田植えが佳境に入ると土砂降り&雷鳴轟く
中での田植えでした。(^_^; ヰセキからは疎植植えのプロのおっちゃんが二人
も来てくれるという豪華版。腰を曲げることもなく、去年も一昨年も二日かかっ
たところを、たったの2時間で田植えが終わってしまいました。


雷がかなり近かったですけど・・・、落ちなくてよかったです、ホント。(^_^;
ちなみに、まわりの田んぼは6月25日までに大体田植えが終わってしまっていて、
この日田植えをしていたのはうちだけでした。ちゃんちゃん。

 

■補植は続くよ、どこまでも
ただ、やはり機械。人の手みたいな柔軟な作業はできません。
うちの田んぼは不耕起。いえ、今年は半不耕起ですけど。
「代掻きしてないと無理」などと、前述のプロのおっちゃんからは言われてまし
たが、「補植するけんヨカですよ。植わるシコです」と言って、植えてもらった
のでした。


案の定、土が軟らかいところはちゃんと植わっていますが、土が固いところには
植わってなく、ひたすら補植しました。母もUさんも手伝ってくれました。
ついでに、ジャンボタニシも拾ってまわりました。補植だけで結構何日もかかり
ました。田植えした後にこれだけ補植することを考えると、機械植えもなんだか
なぁ~?という気分になります。

 

ちなみに、今年は「疎植のデモンストレーション」ということで、無料でやって
もらったので(^_^; もう、来年はヰセキにお願いするわけにもいきません。
疎植植えの田植え機なんて買う余裕はありませんから、来年はきっとまた手植え
が復活することになると思います。

というわけで、みなさん、お楽しみに~(^o^)/(<こらこら(-"-;)


はぁ~。
やっと、稲が植わったところまで書けました。
全部まとめて書こうと思っていましたが、長くなったのでこの辺で一時休止です。
楽しい生きものの話はまた次回。(^^)/ お楽しみに~♪


 

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★バックナンバー★

じゅっ田んぼ通信<1> ~生きものいっぱいの田んぼづくりスタートしました。~

じゅっ田んぼ通信<2> ~ゆめの前に~

じゅっ田んぼ通信<3> ~ゆめものがたり~

じゅっ田んぼ通信<4> ~いよいよ田植えですよ~

じゅっ田んぼ通信<5> ~またまた田植えですよ~

じゅっ田んぼ通信<6> ~稔りの秋です~

じゅっ田んぼ通信<7> ~新米がとれました~

じゅっ田んぼ通信<8> ~米づくりの季節ですよ~

 

 

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