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【じゅっ田んぼ通信】 ~じゅっ田んぼ応援団募集!~

以下は<2009/04/05>に書いたものです。(やっと追いつきました)

(一部を、“たより”198号に抜粋して掲載しました)

 

「なんのこっちゃ、よーわからん」方はバックナンバー(一番下)をどうぞ。

 

 

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今年も南の国からツバメがやってきて、“じゅっ田んぼ”の上を飛び交っています。・・・と書きたいところですが、実は現在、田んぼの水を抜いて干しています。昨年はイチモンジセセリ(通称=イネツト虫、葉巻き虫)が大発生して、稲が結構倒れてしまい、不作となりました。イチモンジセセリは肥料のやりすぎが原因で大発生すると言われています。でも、うちの田んぼは“無肥料”。堆肥も含めて肥料は一切入れません。秋口の水を張る前に、ほんのわずかに米ぬかをふる程度です(通常は1反に100kg入れますが、トロトロ層ができすぎるので去年は半分の50kgにしました。米ぬかをまいても表面にうす~く、パラ~っとかかる程度。ほんのちょっとです)。あとは田んぼの中のイトミミズなど生きものたちがせっせとワラなどの有機物を分解して、良質のフンをして、田んぼの土を肥やしてくれます。

 

肥料分を抜くために、今年は米ぬかをまかず。あとはどうやって肥料分を抜けばいいのだろう?イトミミズは勝手に増えて土地を肥やしてしまうし・・・と悩んでいたところ、先日、福岡でうちと同じやり方でお米をつくっておられる方にお会いしてお伺いしたところ、「田んぼを干すといいよ」と教えてもらい、現在、田んぼを干しているところなのです。

 

田んぼを干す前には、ミジンコやチビゲンゴロウなどが既に活動していました。例年だと今頃はガムシやハイイロゲンゴロウ、ヤゴ、その他の水生昆虫で賑やかになっている頃で、普段うちの田んぼを棲家にしている生きものたちにとても申し訳ないと思うのですが、お米がまともに収穫できないことには田んぼの意味がありません。1ヶ月ばかり田んぼを干すことによって、この時期に大発生するジャンボタニシやアオミドロやサヤミドロを食い止めることができるかも?とも思ったりしています(毎年、これが悩みの種)。

 

■“じゅっ田んぼプロジェクト”復活?
一時期は存続が危ぶまれていた(?)【じゅっ田んぼプロジェクト】ですが、「あること」がきっかけで復活しました。先月、福岡で「田んぼの生きもの」についての講演会がありました。朝10時から夕方の5時まで、丸一日ぶっとおしで田んぼの生きものや草の話が延々と続きました。それがスゴイんです!福岡の宇根豊さんが代表理事を務める「農と自然の研究所」が中心となり、「田んぼの生きもの全種リスト」と「田んぼの生きもの指標」ができあがりました。http://wehab.jp/news/2009/03/post-6.html 

 

「田んぼの生きもの」は、動物2495種、原生生物829種、植物2146種、合計5470種が網羅され、その中から「指標」となる生きものが237種選ばれ、写真や解説、農業や人間との関係などが紹介されています。

 

農業の世界では、「益虫」と「害虫」に対する研究は、稲の出来(カネ)に直結するため、これまで数多くなされてきました。でも、「益虫」でも「害虫」でもない「ただの虫」は長い間無視され続けてきました。この全種リストに掲載された昆虫は全部で1748種。「害虫」が177種。「益虫」が155種。「ただの虫」はナント!1418種。いてもいなくても稲の生育には関係のない(ホントは大いにある)「ただの虫」。その「ただの虫」が、田んぼの昆虫の多くを占めていたとは・・・! 宇根さんは「ただの虫のただならぬ働き」をこれまで熱く語ってこられました。(興味のある人は「『百姓仕事』が自然をつくる」や「田んぼの忘れもの」など、宇根さんの本を読んでみてくださいね)「全種リスト」と「生きもの指標」の完成は、カネにならない生きものたちにスポットライトをあてた画期的なことだと思います。

 

そして更にすばらしかったのは、カネにもならない生きものの話を40代、50代、60代のいいトシをしたオジサマたちが瞳をキラキラさせて、それはそれは嬉しそうに語ること。このオジサマたちの“キラキラ”が、私のハートに火を点けました。もう一度“じゅっ田んぼ”をマジメにやってみようと思ったのです。

 

もともと、“じゅっ田んぼプロジェクト”の目標は、生きものいっぱいの田んぼにすることでした。昔からここに棲んでいた生きものたちが、当たり前にここで暮らし続けていくこと。生きにくくなった生きものたちに生きる場所を提供しながら、お米をつくること。そしてそんな田んぼの価値を多くの人に知ってもらうことでした。

 

うちの田んぼは冬季湛水・不耕起移植栽培(ふゆみず田んぼ)でお米を育てています。稲刈りの前後を除いてほとんど年中水を張っています。最近は合理化のために乾田化が進み、生きる場所のなくなった生きものたちが来てくれればと思います。夢は田んぼにドジョウとかタイコウチが復活して、クロツラヘラサギなどを含めて鳥たちがたくさん遊びに来てくれること!(でっかい道のすぐ横だから難しいですけどね)更なる夢は、これが周りにじわじわと広がっていくこと・・・。そして、本当に鳥たちの楽園になること。(ここまで来たら周りの農家の人たちの協力が不可欠なので、かなり壮大な夢ですよ)

 

■じゅっ田んぼ応援団募集します。
そんなことをやりたいのですが、体が足りません。(._.; 私は百姓ですけど、野菜がメインの“野菜屋さん”です。お米の収入はほーんの一部で、ほとんど野菜を売って生計を立てています。それで、畑(野菜)にたくさんの労力がかかる分、あまりたくさんの労力を田んぼ(米)・・・というか、田んぼの生きものの為に割くことができません。一人で百姓をやっているので、野菜だけでもアップアップです。

 

そこで、こんな私に同調してくれる「応援団」を募集しようと思います。(^o^)/ 一人じゃ無理だけど、何人か一緒にやってくれる人がいたらできるかもしれない・・・。超他力本願ですけども、楽しいと思います。(^^) うちの田んぼで生きものをたくさん飼ってみませんか?ついでにちょこっと米づくりも楽しんでみませんか? 興味のある方はこのメールに返信してください。それで、「仮応援団員」になれます。今後はドジョウ捕獲作戦とか、生きもの調査とか、田植えとか稲刈りとか、やります。「仮応援団員」の方にはご案内を致します。そして、現場に実際に来てくれた人は正式に「応援団員」になれます。“入団”のお申し込み、お待ちしていますよ。(^o^)/


■今後の活動は?
「全種リスト」や「生きもの指標」ができたからと言って、これをどう利用すればいいのか、実はあんまりよくわかっていません。調査方法などもまだどうすればいいのかわかりません。だから、今後の調査や活動も応援団の人たちと相談しながらできたらいいなと考えています。

 

とりあえずやりたいことは、ドジョウ捕獲作戦!!! たぶん、用水路にはまだドジョウ(由緒正しい地元のドジョウ)の生き残りがいるはずです。そいつらを捕まえてうちの田んぼに入れたいのです。そうしたら、ドジョウは増えるし、ドジョウを食べるいろんな生きものたちが暮らしていけるようになります。

 

■不安もいっぱいあるけどね
こーんな(中途半端な)田舎の片隅の小さな田んぼで、こんなことやってどうなるんだろう?と考えることもあります。私が何をやったって、長年、慣行栽培でやってきた農家の人たちの“まなざし”を生きものに向けさせることができるのだろうか?かなり無理があるんじゃ?って思います。(慣行農家の人たちの“まなざし”が変わらないと、生きものが楽しく暮らせる田んぼはうちの田んぼだけで、周りに広がりません。でも、用水路の管理や田んぼの維持などなど、これまで農家の方たちが続けてこられたからこそ、生きものたちも私たち“ひと”も生きてこられたわけで、農家の方たちの努力には敬意を表しています。)

 

でもね、福岡では宇根さんたちが研究所を立ち上げて、田んぼの生きものの復権を叫んできたから、協力者や理解者が増えて、福岡県は田んぼの生きもの調査をやっている農家に「環境直接支払い」をするようになったのです(3年間の期間限定で、もう終了ですけど)。http://www.nishinippon.co.jp/wordbox/display/2574/ これは、行政が田んぼの生産物として「米」のほかに「自然環境」があるということを認めた証拠です。すばらしいことです。それを可能にしたのは宇根さんたちの地道な努力でした。宇根さんは頭がいいし、行動力もあるから成功されたわけで、頭の悪い私がどんなにがんばっても何も変わらないかもしれません。でも変わることもあるかもしれない。何もしなければ絶対に何も変わらないけど、何かをすれば変わる可能性はあるわけで・・・、だったら何かやってたら、生きものが心地よく生きられる空間が増えちゃった!なんて結果が生まれたら最高だと思うのです。

 

とゆわけで、まだ頭の中の整理がついておらず、ゴチャゴチャでわかりにくいと思いますが、ともかく、まずはドジョウ捕獲作戦をやります。5月になると用水路に水が入り、ドジョウが捕まえにくくなると思うので、とりあえず4月中に1回やりたいと思います。「応援団」になりたい方には日時等連絡しますので、是非、声をかけてくださいね!

 

 

※<ドジョウ捕獲作戦>やりましたよ・・・

 

 

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★バックナンバー★

じゅっ田んぼ通信<1> ~生きものいっぱいの田んぼづくりスタートしました。~

じゅっ田んぼ通信<2> ~ゆめの前に~

じゅっ田んぼ通信<3> ~ゆめものがたり~

じゅっ田んぼ通信<4> ~いよいよ田植えですよ~

じゅっ田んぼ通信<5> ~またまた田植えですよ~

じゅっ田んぼ通信<6> ~稔りの秋です~

じゅっ田んぼ通信<7> ~新米がとれました~

じゅっ田んぼ通信<8> ~米づくりの季節ですよ~

じゅっ田んぼ通信<9> ~三年目の米づくり!~

じゅっ田んぼ通信<10> ~田んぼの小さな“いのち”たち~

 

 

 

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(非公開コメント受付中)

ドジョウで思い出しましたが、九州北部には生息していないと何かの本で読んだ事が
あります…。
田んぼを干してしまうと、ドジョウは死んでしまうかもしれません。
土に潜って冬眠するのですが、泥の中の有機物を泥と一緒に食べて濾し取って
食べるから、乾いていたら餓死しちゃうかもしれませんよ??
生き物の話を瞳を輝かせながら…って私かな?って思ってしまいました(笑)
私は近所のおじさんとたまに鳥や虫や微生物の話をしています。
その時のおじさんは、やっぱり輝いていましたよ( *´艸`)フフフ
ドジョウは昔はこの辺にもいたので、もともと生息地なのです。4~5年前には近所の用水路で目撃(捕獲)証言もありますし。
まげらっぱさんがおっしゃるように、乾田化が進んで、田んぼにはほとんどいなくなってしまいました。でも、用水路の冬でも水があるところには棲んでいてもおかしくないと思うのです。
先日のドジョウ捕獲作戦は、高校の生物のセンセ2人と一緒にやったので、手抜かりはないと思います。(^-^) ほかにも生きものに強い友達がいてくれたり・・・と、お陰さまでいろんな人が助けてくれて、助かっています。(^^)
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