2017/10
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「土に生きる」

今日は五木村の水没予定地に1軒だけ残って

ほとんど自給自足の生活を続けておられる尾形茂さんを追ったドキュメント番組が放送されました。

 

尾形さんの生き様、すばらしかったです。

 

以下、尾形さんの手記に記された言葉と、セリフを拾ってみました。

 

 

 

「昭和18年頃から田んぼをつくる話が持ち上がり、水道をつくり、

米のご飯が食えるようになったのは

それから7,8年も後のことであろう。

それまでは麦と粟の生活であったことを忘れはしない」

 

「土地を持ちながら、それを売らねばならぬ国のやりかた。

そしてそのために生活ができず、五木を出て行かねばならぬ百姓の悲しさ。

国は百姓に何をせよと言うのか」

 

「私達の若き時代には、税金と電気料くらい稼げば

食うことは自宅にできた品物で食いつなぐことができたが、

今はどうだろうか。文化生活には金がいる。

まず税金、電気料、光熱費、電話料、テレビの受信料、水道料、新聞代、便所の後始末まで

金である。今こうして考える時に私達の若い時代よりも苦しい時代がくるのではと思う。

文化は人をよわい人間にする」

 

「農業者は、農地と宅地は切り離すことができないことだから、

できる限り宅地の近くに農地を持つべきであるから、

そのことについて、じゅうぶん審議すべきだ。

自然からの「えねるぎ」をもらう」

 

「土とは何かというと、それは人間(動物)の死骸であるということを、

しかし、土は人間や動物の死骸ばかりではない。

ありとあらゆる植物、鉱物、動物の死骸を

土に変えてくれるありとあらゆる微生物が

生息している。その微生物の死骸が

また土に還る。人間はありとあらゆる生物の

何億年の営みの中で生かされているのである」

 

 

 

大雨で田んぼの土が流れているときに、

おばあちゃんが「土がもったいない」と叫び、

土を止めるための板が運ばれてくるまで、体で土を止めたおばあちゃん。

尾形さんは、おばあちゃんやお父さん・お母さんに土の大切さを教えられたのだそうです。

 

 

「私は家を守るために先代が残してくれた土地は

一坪たりとも手放してはならないと思ってきた。

父母の苦労、先祖の汗がいっぱいはいった

山であり、畑である」

 

 

「あの花火だけでも何百万という金がかかったであろうに

土地を捨て、農地を手放して出て行った人たちのことを思うとき、

私には手放しには喜べない気がする。

あの花火のようにパッと咲いて

どこともなく消えてゆく、

五木村の将来を見たような気がした」

 

「宅地造成などによって耕作土はどんどんと捨てられている。

畑や田の石を拾ったことのない、農民の苦労を知らない官僚のやり方だと思うが、

それを受け入れる村の対応も又、残念なことだ」

 

 

 

自分で育てた小豆でつくった、でっかいおはぎ。

神様や仏様にお供え。

朝晩、「今日も一日ありがとうございます」とお参りする。

 

自分で育てた麦で寝かせた麹で、味噌をつくる。

 

豆腐をつくり、暮れには餅をつく。

 

水は山から山水を引く。

自分で炭を焼き、煮炊きやこたつに使う。

食べるものはほとんど自給。

 

足りないものはトラックで人吉から運んできてくれるおっちゃんから買う。

でも、移動販売のおっちゃんは3月で体を壊して、仕事ができなくなられたというから心配。

 

 

 

「いつまでも親が桜を植えてくれたと思うので、その桜の木の下に眠りたいという気持ちはある。

本当に土に還るということがいかに大切か、わかるような気がする

みんな火葬すればきれいだというが、私はそうは思わない。

土に還れば、それだけその付近の肥やしになるから、それまでためになると思う。

死んでからでも」

 

 

 

 

川辺川ダムの反対運動をやっていた者として、

川辺川ダムは止まりそう(本当にそうか?)な状況ではあるものの、

ダムに翻弄された五木村や、五木の人たちに対して

なんとなく、後ろめたい思いがある。

 

ダムが止まったら、それで終わり?

それでいいの?って思う。

村おこしの応援をしないといけないんじゃないの?って思う。

 

だけど、その辺はかなりフクザツで、

なかなか手が出せない。

(というか、余裕がなかった)

 

手が出せない自分を不甲斐ないと思う。

 

 

尾形さん。81歳。奥さんのちゆきさんは77歳。

いくら昔から百姓仕事をしてきたからと言って、

鍬使いはさすがにしんどいだろう・・・。

 

尾形さんの百姓仕事の手伝いくらいなら、私にもできるんじゃないかな・・・

なんて、思った。

 

私も、尾形さんみたいな百姓になりたい。

 

 

 

 

 

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(非公開コメント受付中)

本当ですね、今の時代は生きてるだけでお金がかかります。
昔は田畑をやっていれば、生きていけたのに…と思うと
凄く昔の時代に戻りたくなります。
でも幸いな事に私が住んでる地域は車で遠出しないと便利なものが
ありません。
だから、気持ちだけは、尾形さんになれているような気がします^^
爪の中に土が入り、汗が目にしみ、腰が痛くなって、そんな思いをして一鍬一鍬耕したことの無い人間が、森を切り裂き、山を削り、故郷を壊していくのでしょうなあ・・・先の戦争でもこれだけ山河を壊すことは無かったのですから・・・・今日の日記、心に沁みました。
まげらっぱさん
でも、やっぱ、今の世の中、車もパソコンも(私には)必要なわけで・・・(^_^; なくても生きていけるけど。少しでも、尾形さんみたいな生活に近づけるといいですよね。
菊さま
ほんとに・・・。でも、最大最悪の環境破壊は、やっぱ、戦争だと思いますわ。(^o^;
菊の助さんにもこの間の番組見せたかったなぁ~。
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