2017/05
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[276] 野菜高騰の裏側に
<276号> 野菜高騰の裏側に

葉もの中心に野菜が高騰しています。スーパーでは、ほうれん草298円、小松菜298円、チンゲン菜198円。ビックリするようなお値段です。

通常、今頃出荷する野菜は秋の10月中旬くらいに種をまきます。秋の間にある程度大きくなって、寒くなると生長速度はゆっくりになります。・・・が、今年は秋に暖かい日が続いたため、例年だったら途中で生長速度がゆっくりになるはずがならずにそのまま大きくなり、去年のうちに出荷適性サイズになりました。お陰で昨年11月12月は野菜が供給過剰で、野菜価格は低迷。11~12月に出荷適性サイズだったものが畑に残っていたとしても、今では大きくなりすぎ、規格外で出荷できず、野菜が少なくなり、供給量が不足して価格が高騰する・・・というワケです。暖かい日が続いた11月の時点で種をまいても、まいた時点では多少暖かくても、すぐに寒くなるので野菜はなかなか大きくなれず、1月には間に合いません。(ビニールハウスなどを使うと話は別ですが)

「今、野菜が足りない」現状の裏側には、12月に野菜が安くて、市場に出しても箱代もガソリン代にもならないということで出荷をあきらめた多くの農家がいるということです。テレビのニュースでは「野菜高騰!」ということしか出ませんが、裏には厳しい農家の現状があることも知って欲しいと思います。

今、出荷できている農家はいいですよ。価格が高いからウハウハでしょう。でも、野菜が少ないから高いのであって、今収益を上げられている人はごくごく少数。大半は泣きを見ているのです。

私も“たより272.5号(‘11/11/29)”にこう書いています。

(前略)が、実はこれから出荷する菜っ葉は来年1月くらい出荷予定で植えたもの。この秋があたたか過ぎて、早くできてしまい、ボロボロ野菜を出荷せずに済むのはいいのですが、その後の野菜がないよ・・・。どうしよう・・・。ってなカンジです。(どぎゃんかなるさ)

カリフラワーも2回に分けて苗をつくったのに、みんないっぺんに大きくなるしさ。ブロッコリーは1回目のやつは大きくなりすぎて、結局出荷できたものは一割程度。(._.; 市場に出されている生産者は、今年はブロッコリーが安いので、「出荷しても箱代にもならない」ということで、収穫されずに畑にほっぽらかされたまんま。種をまいて苗をつくって、畑を準備して定植して、追肥して、土寄せして・・・丹精こめて野菜をつくっても一文にもならないということがあるんです。農業って。やをいかん商売です。(後略)


農業はバクチです。こんな現状じゃ後継者なんて育つはずがありません。TPPなんかしなくても、日本の農業の未来はもともと暗いです。

こんなんじゃイカン!ということで、消費者と生産者が手を結び、消費者は定期的に生産者から野菜を購入し、生産者は農薬や化学肥料を使わずに安全な野菜をつくり消費者に届けるという、両者にとって好都合の関係である有機無農薬の“提携”がスタートしたのは約40年前のこと。

私たちはまだいいです。どんなに市場価格が安くても、一定の価格で消費者にお届けできますから。だから、市場価格がどんなに高騰しても、同じ価格でお客様にお届けします。

ただ、不作の時は私たちだって苦しいわけで、そんな時でもどうにかしてお客さんに野菜を届けようと、無い知恵を絞るわけです。(知恵が足りてませんけど)

まぁ、そんなこんなで白菜やキャベツもなくなって、ブロッコリーも切れてしまって、ちょっと苦しいけど、がんばってます。(^-^)/ いつも支えてくださって感謝です。



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